甲子園には魔物がいる。そう語り継がれる高校野球
この甲子園の魔物は一体どこに存在して、どんな時に出没するのか
甲子園球場グラウンド全体から試合を振り返りつつ追ったところ
このあたりに魔物は居るかな?という出没場所がわかりました。
高校野球での出没場所は外野2か所、内野2か所、ホームベースの計5か所。
魔物は浜風という魔術も使ってきますのでwそのあたりも交えつつ確認していきましょう。
甲子園の魔物出没場所①ライトスタンド~ファウルゾーン付近
ちょうどテレビで見ていると、「えっファウルなのフェアなの?」という際どいところに落ちる長打。
ここに落としてしまうのは魔物が引き寄せているのでしょうか。
ライト外野手が送球にもたつくほど、打球を見逃してしまいがちなこのゾーン。
2018年夏の100回大会では、済美矢野くんがライトのポールに当たるサヨナラ逆転満塁ホームランも出ましたね
タイブレーク13回裏、ノーアウト満塁からの劇的瞬間。
済美矢野くん本人も、ファウルフライかと思って一瞬引き返しています(笑)
この時も浜風が味方をして、打球が伸びていきました。
甲子園の魔物出没場所②レフトスタンド~ファウルゾーン付近
ホームランになるのかツーベースヒットなのか、はたまたファウルなのか
この微妙なゾーンに飛んでくる打球。
ホームランもここのスタンドに入る打球って多くなかったですか?
レフトど真ん中でもなく左中間でもない、このキワキワなところ。
同じ場所に吸い込まれるように、スタンドに入るホームランを見ながら
アァこれは魔物が浜風を吹かせながら呼び寄せてるなと感じたのです。
2018夏の100回大会では、大阪桐蔭の宮崎くん、石川くん、根尾くん
木更津総合の東くんなどがココにホームランを飛ばしています。
また、フェンスきわきわでのファウルフライをダイビングキャッチが成功する好プレーも
魔物が味方しているのかもしれませんね(大半は外野手の気迫ですw)
甲子園の魔物出没場所③ショート~3塁線付近
ここも、3塁ベースのちょうど際に打球が落ちたり
三遊間を抜けるか否かという強い当たりが飛びやすいところ。
ショートとサードの守備の見せどころではありますが
3塁線はファウルであってくれ~と願う選手にはフェアにしてイタズラしたり
三遊間も抜けさせるか!と気迫の入った飛びつきには魔物が味方になりやすいように感じます。
ここをどう判定するか、抜けるかどうかで得点圏にランナーを置く結果になりますから
内野手の腕の見せ所でもありますね。
甲子園の魔物出没場所④1,2塁間
いらっしゃいのボテボテセカンドゴロになるようなこのゾーン
はいこれで終わり~と思いきやたまに抜けることがないですか?
思いのほか強い当たりでグラブを弾いてしまった!なんてことも。
大事な場面なのに、ここにいただきゴロを飛ばしてしまい試合終了~ってこともあったりで
バッターの打球の勢いや、ピッチャーの投球次第にはなりますが
セカンドの油断なんかも相まって、たまに魔物がイタズラするようです。
セカンドフライが浜風で自分の横に落ちる…なんてこともありますしね。
甲子園の魔物出没場所⑤ホームベース付近
ホームベースは言わずと知れた、得点につながる勝負処。
ここに帰れるように両チームあれこれ策を練るのですが
どこをどう間違うのか、ピッチャーの低め投球が取れずにその間ランナーを帰してしまったり
バックホームを刺したつもりが、あさっての方向に帰ってきてしまったり(笑)
1点の重みを左右する、甲子園の魔物恐るべし…
甲子園の魔物出没場所を具体的に追ってみましたが
結局のところ、魔物の存在は選手一人ひとりの心の中にあるのかもしれません。
魔物の存在を信じるか信じないかはあなた次第…(ニヤリ
甲子園の魔物に負けないほどのプレーを、高校球児たちには今後も見せてもらいたいものですね!
などと言いながら、魔物のイタズラもまた高校野球の醍醐味でもありますので
またどんなプレーが飛び出すのやら楽しみで仕方がないのでした(笑)
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