夏の甲子園、2018年の100回大会には、56校の代表校が出揃い熱い戦いを繰り広げます。
あれ?47都道府県中に2校出場できる枠がある県があるということですね
その出場校枠が増える県と、代表をどうやって決めるのか詳しく見ていきましょう。
夏の甲子園2018、出場校枠が2つある都道府県は9つ!
早速、出場校枠が増える都道府県はどこなのか見ていきましょう。
2018年夏の甲子園100回大会にて、2校出場ができる都道府県は
- 北海道
- 東京
- 埼玉
- 神奈川
- 千葉
- 愛知
- 大阪
- 兵庫
- 福岡
この9都道府県となりました。
いかにも強豪校が居てそうな都道府県ばかりじゃないですか!
思い浮かべてみてくださいよ。北海道の駒大苫小牧、東京の早稲田実業や慶応、愛知の愛工大名電、大阪の大阪桐蔭や近大付属。。。
もしや強豪校を毎回出場させるために、2校枠にしているとか?そんな盛り上げ方をするんですか高野連さん!!
。。とまぁまぁ、落ち着いて(笑)これにはきちんとした理由があるんですね。
代表の決め方・地区大会を2つに分割して優勝校を決める
甲子園2018年夏の大会で2校出場できる都道府県については、
1県につき優勝・準優勝の2校という代表の決め方ではなく
地区大会を2つに分割して開催し、それぞれの優勝校2校を甲子園に送り出すというシステム。
例年は北海道と東京が2校出場していますが、2018年は100回という記念大会ということで
2校出場できる都道府県が増えております。
そしてこの2校枠を持つ都道府県、なにせ出場校の数がハンパなく多いみたいです。
わかりやすいように一覧にしてみました。
<7.31追記>甲子園出場校が出揃いました!各地区優勝校を一覧に掲載しています(リンク先はメンバー)
開催地区 | 出場校数 | 100回大会出場校 |
北北海道 | 94 | 旭川大 |
南北海道 | 110 | 北照 |
北埼玉 | 79 | 花咲徳栄 |
南埼玉 | 85 | 浦和学院 |
東千葉 | 88 | 木更津総合 |
西千葉 | 84 | 中央学院 |
東東京 | 134 | 二松学舎大付属 |
西東京 | 131 | 日大三 |
北神奈川 | 98 | 慶應義塾 |
南神奈川 | 96 | 横浜 |
東愛知 | 87 | 愛産大三河 |
西愛知 | 104 | 愛工大名電 |
北大阪 | 92 | 大阪桐蔭 |
南大阪 | 97 | 近大付属 |
東兵庫 | 72 | 報徳学園 |
西兵庫 | 90 | 明石商 |
北福岡 | 66 | 折尾愛真 |
南福岡 | 70 | 沖学園 |
※出場校数は各高校の都合や不祥事(←)などで前後する可能性があります
ざっと数だけ見てみると、1校出場県と同じくらい数が多い!!
そりゃ全地区で地方大会やっていたら、甲子園には間に合いませんわな。。。
会場を分けて開催はしているものの、やっぱりベスト8出そろうまでが大変。
この地区の分け方は、単に地域で分けているようでその中で例えば愛知のように
私立学校と公立学校が運よく東西に分かれてしまっている県もあれば、
※朝日新聞サイトより
大阪のように強豪校がばらけている場合もあり。
どちらにせよ、甲子園への切符が手に入れやすくなっているのでしょうか。
会場も同時開催にすると、観客のほうがどっちに応援に行けばいいのか困ることもあるようで(笑)
千葉や東京、神奈川のように決勝戦を別日にして同じ球場で開催する、といった県も多くあります。
甲子園では実は不利?1回戦スタートになる2代表制の都道府県
ちょっと聞きづてならない話を耳にしたのですが、
この2校出場枠を持っている都道府県の代表校は、1回戦スタートになり
8回勝たないと優勝できず、2回戦スタートの出場校よりも1回試合が多い計算になるのです。
夏の甲子園は独特の組み合わせですよね、この1回戦スタートと2回戦スタートがあるのは。
※第99回大会のトーナメント表より。
第1日目~5日目までは1回戦なのに、5日目の第3試合から2回戦になり
そしてまた途中から1回戦の勝者の抽選が行われるといったシステム。
明らかに2回戦のほうが体力的にも楽だし、出番も後のほうになるからラッキーですよね
2校出場枠の都道府県が、どこでどうなって1回戦スタート枠に入らなければならなくなったのかは不明ですが
きっと地区大会で試合数が少ないから、甲子園で1戦多くなるぐらい平気なんじゃないの?っていう感じでしょうか
どーせシード校出てくるんでしょ?的な。
しかし2018年の地方大会はシード校を破って1回戦から勝ち上がってきているチームも多いのですよ
大阪はもともとノーシードですし、疲労と実績はきっと変わらないと思うので
そのあたりを加味してもらってもいいんじゃないでしょうかね高野連さん。
<追記>100回大会の抽選会を見ていたのですが、普通に第2試合スタートと一緒の抽選でした。
この1回戦説ってどこから出てきた?ちょっとデマ説…
→高校野球2018夏100回大会 組み合わせ決定!試合結果速報も
すこーし、不公平さも感じながら1つの都道府県に2つ出場できたり
出場できたと思ったら、1回試合が多くなったりとよくわからない出場校枠(笑)
まぁ我々高校野球ファンとしては、新しい高校が出てくるチャンスだったりも楽しみの一つですし
強豪校が地区大会であっさり惨敗してしまうドラマだってあるじゃないですか。
毎回同じところが出場して同じように優勝していたら、高校野球離れも起きますよってに
高野連さんもありとあらゆる方法を駆使して、夏の甲子園を盛り上げようとしているのですね。
<出場校決定>2校出場の都道府県、続々と出場校が決まってきております
甲子園ではどんな戦いが見られるのか、そして同県対決はあるのか?楽しみですね!
選挙とは違うんだから、単純に数字だけで増やすからおかしくなるんだろうな。
もうほとんど増やしたところ残ってないしな
例えば、去年始めて優勝した埼玉とか2こう出てるが、例えば高知とか春活躍した明徳義塾とかでてなくても、高知まだ残ってるだろ
数だけで増やしても弱い地域は更にレベルが落ちるだけだと思う。
単純な数あわせの選挙とは違う
2校出場に福岡県が追加されたのは人口が500万人を超えたから(2018年時点で約512万人)です。従来の記念大会では(80,90回大会)ではまだ福岡県の人口が500万人に達していないからです。2校出場のボーダーラインは人口が500万人以上なのかです。でもやはり都市部偏重です。ここで提案ですが、次の記念大会の追加枠については基本枠については従来同様に49枠(東京及び北海道は2枠それ以外は各府県1枠)として、追加枠については惜しくも地区予選で後一歩で甲子園出場を逃した地区予選準優勝校(ただし常に2校出場の東京都と北海道を除く)を各ブロック地域(関東,関西[近畿],東北,九州沖縄など)に分けて、そのブロック地域ごとにトーナメント形式で対戦して最終的に勝ち抜いたチームがブロック地域代表として甲子園出場(いわゆるワイルドカード制)というふうにしたらいいのではないかと思います。そうすることで各ブロックに2校出場の府県が1府県以上あり、公平ではないかと思います。現状記念大会2校出場に福岡県が追加されたとは言え人口が少ないブロック地域(中四国や東北など)は恩恵がありません。是非ともいかがでしょうか。