2018年の高校野球から、タイブレーク制という新ルールが導入されましたね。
もちろん夏の100回大会でも、このタイブレーク制は導入になるのですが
これによって何がどう変わっていくのでしょう。
気になる新ルールタイブレーク制について、2018年センバツ99回大会の様子も交えながら
試合の流れ等どう変わっていくのかを追ってみました。
新ルールのタイブレークとは?他の競技でも導入されている
まずそもそも、タイブレークについてから説明していきますね
タイブレークとは、同点が続いて勝敗に決着がつかない時にこの状況を打破するために
おこなわれる特別ルールや順位をつける手段のこと。
堂々巡りで時間が経つばかり。。。そんなところにえい!と強制終了を施す感じでしょうか。
このタイブレークは野球のみならず、テニスやソフトボール、アメフト、バスケ、カーリングにまで導入されており
ルールは違えど、同点の決着をつけることは施されているようです。
野球においても、先だって社会人野球がタイブレークを導入しており、国際試合や大学野球、メジャーリーグでも採用されて
ついに高校野球硬式戦でもタイブレークが導入されることとなりました。
高校野球におけるタイブレーク制のルールとは?
このタイブレーク制、競技によって違うのはもちろん各野球大会でも微妙にルールが違うので
高校野球のタイブレークはどのように運ばれるのか説明していきますね。
- 延長12回が終わった時点で同点の場合にスタート
- 13回表、ノーアウト1,2塁に走者を置いて試合再開
- 13回表のバッターは12回表に終わったバッターの続き
これでだいたいおわかりでしょうか。
(無死とか打者とか漢字で書いてるとわかりにくいですよねw)
いうなれば、タイブレークのスタート時はこういう状態。(赤マスが走者がいるところ)
後は、ここからゲームを進めていって点が入れば試合終了、と思うでしょ
表の回だから、裏で抑えなければ勝ちにならないんですよ。
そうして13回裏でも同じノーアウト1,2塁の配置でスタートして
表の回以上に得点になればサヨナラ勝ち。同点ならまた14回表にこの配置になります。
なんだか試合が終わる気配がしない。。。(笑)
高校野球がタイブレーク制の新ルール導入で変更したことは
今回高校野球でタイブレーク制を導入するにあたって変わることがあります。
- 延長回数制限がなくなる(以前は15回で引き分けの場合再試合)
- 投手の登板は15イニングまで(再登板回数を含む)
- 決勝戦ではタイブレーク制なし、15回引き分け再試合
これ、まとめていて思ったんですが誰得ルールなんでしょうね?タイブレーク制って。
延長での試合時間の負担軽減と思いきや、回数が長くなる恐れも出てきて
勝ったら次の試合までの調整期間が短くなったり。
まぁ再試合でまた1回からおこなうことを考えると、それよりは楽なのでしょうか。
走者においても納得いかないという意見もありますが、抑えれば済む話。
牽制してたら走者よそ見していてアウトになりましたー!っていう場合もありますしね。
甲子園には魔物がいると言われるように、予想だにしないことが起こるから面白いのですよ。
スコアを眺めつつ、観戦しているほうもだんだん疲れてくる延長戦。。。
でも選手のほうが集中力も途絶えてくるし、ここ気合い入れないと勝てないしキツイですよね。
さらに歴史をさかのぼると、戦前の高校野球(当時の中等学校野球)は延長戦無制限で、最大25回おこなわれたことも(笑)
スコアが足りなくて横に書き足されてる。。。
徳島商業高校でピッチャーだった板東英二が通算26イニングを投げ続け、見るにみかねた高野連さんが大会本部に申し出て
延長18回再試合ルールが制定。
その後2000年に、横浜高校の松坂大輔がPL学園を相手に17イニング投げ切ったことを受けて延長は15回に。
2018年からまた、この延長ルールの歴史が変わろうとしていますが
どんなドラマが起きるのでしょうねぇ。
2018年センバツ高校野球90回大会からタイブレーク制が導入されたものの
春の大会ではまだ行使されなかった様子でした。
2018年のセンバツは打撃戦でしたからね、、そのルール変更についても追々調べていきます。
夏の高校野球100回大会でこのタイブレーク制が行使されるのかどうか、注目しておきましょう!
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