2018年夏の甲子園で一躍有名になった、金足農業のエース吉田輝星投手。
ピンチになったらギアが上がり、相手に得点を許さない投げっぷりが有名。
しかし吉田輝星投手の好プレーは奪三振の他にもあるのです!
野球センスあるなーと思わせる、吉田輝星投手の奪三振と好プレーを振り返ってみましょう。
金足農業対大垣日大戦 満塁からの見逃し三振、100球超えてからの剛速球
2回戦の大垣日大戦。当初甲子園ではノーマークだった金足農業の吉田投手
スポットを浴び始めたのは、この大垣日大戦ではないでしょうか。
まずは、1回裏同点2アウト満塁の打席から見ていきましょう
正直ピンチの場面でこの送球。だったら先にフォアボールとかなぜ出すのって(笑)
いえいえ、吉田投手はランナーを置いてからのほうが球速が上がるという
もうこの野球ファンの心をくすぐる投球がヤバイですよね…!
この後も三者連続三振、100球超えてからも球速が150km/h近くまで上がるという。
秋田大会からずっと一人でマウンドを守ってきて、それでも球速が落ちないどころか逆に上がるというところに
全国の高校野球ファンならずプロからも「なんだこのピッチャーは」という注目を浴びることになるわけです。
金足農業対横浜戦 9回裏の三者連続三振
3回戦の横浜戦、押され気味だった金足農業に8回裏
吉田くん打川くんの連打があり、高橋くんの3ランホームランで逆転。
5-4で9回表、横浜の攻撃でもう1点も許せないという状況の中
吉田投手は三者三振をやってのけました。
球速がね、ぐんぐん上がるんです。最高150km/hまでいきましたね
金足農業を応援しているみなさんは、「吉田投手信じてるで」という気持ちで見ていたことでしょう。
なんなんでしょうねこの絶対的安心感(笑)
そして全部変化球を振らせているところがまた憎い(!)バッターも思わず手が出ちゃうんでしょうね。
金足農業対近江戦 バントフライをわざと落としてダブルプレー
準々決勝の近江戦、6回表近江の攻撃で北村恵吾くんにタイムリーを打たれ
同点から近江に2-1と勝ち越された直後、1アウト1塁で迎えた有馬諒くんの打席がこちら。
えなんで落とすの?え交代??と一瞬のことだったのでちょっと解説。
バッター有馬くんは送りバントがフライになってしまい
吉田くんが打ちあがったのをそのまま捕っていれば2アウトランナー1塁のまま。
しかし吉田投手はバッターが走っていない、1塁ランナーも動いていないのを見抜いていてわざとピッチャーゴロ扱いに。
当然、そこからランナースタートするので間に合うはずもなく
まずは2塁送球アウト、そして1塁送球アウトのダブルプレーで終わらせるあたりが憎い…!
このバントゲッツー、吉田投手の好プレーというか金足農業の好プレーでもあり。
近江戦ではこのあとも8回表と9回表に3塁送球アウトを取っていて
得点圏の2塁からランナーを進めない送球が、近江に大量得点を与えない金足農業の守備。
これがあってこそ、9回裏の逆転サヨナラツーランスクイズが活きてきたというわけなのです。
近江に打線をつながれていては、こうはならなかったと思うとやっぱり金農守備つええなと思うのでした(笑)
大興奮で幕を閉じた、2018年夏の甲子園で魅せた吉田輝星投手の好プレーでしたが
秋からもまだまだ、侍ジャパンU-18や秋の国体で吉田投手の好プレーが見られるのが嬉しい。
特に侍ジャパンU-18では、大阪桐蔭メンバーとのプレーも楽しみなところ
今後の吉田輝星投手がどんな好プレーを見せてくれるのか楽しみです!
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